消費者金融

金利について

消費者金融やクレジットカード会社のような貸金業者からお金を借りると、元金と金利を支払う義務が発生します。金利はお金の値段といっても過言ではありません。モノやサービスと同様、金融商品ごとに値段が相違します。同じ商品でも季節要因や経済状況によって値段が変化していきます。

金融商品の視点で捉えると、金利は長期と短期といった市場ごとに相違します。同じ金融市場の中でも取引の種類ごとに少しずつ変化します。金融市場と取り引き毎に金利が異なると、市場参加者はその金利の動向を探りながら運用対象を変えていきます。

たとえば、一年物の債券現先レートが年1.0%で、同じ一年物のCD新発金利が年1.2%だとすれば、投資家は迷わず現先取引でお金を運用するよりも、CDで運用するほうが利益を得られるので、現先レートは上昇し、逆にCD市場には資金が流れ込んでくるのででCD新発金利は低下していきます。

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このような金利差による資金の移動を金利裁定と呼称し、これに着目したサヤ取りを狙う取引を、金利裁定取引を呼称します。

インターバンク市場の金利設定は、日本銀行が取引の仲介役となる短資会社を通じて、建値を提示する方式が継続していましたが、1988年からは無担保コールと手形市場の一部に資金の貸し手と取り手の双方が短資会社にそれぞれ希望レートを提示し、合致した場合に取引が成立するオファービット方式が導入され、さらに数年後にはインターバンク市場の全取引が同方式に移行されました。

金利の設定は16分の1%刻みに変更され、さらに1994年からは100分の1%刻みも登場し、現在ではインターバンク市場取引の殆どは0.001%単位で取引されています。